一般人は医師免許ナシでAEDを使える
AEDが設置されている場所で働く人々は、AEDの講習を受ける必要があります。
ちなみに下記の条件を満たす場合はAEDを使用するために医師免許は必要ありません。
周りに医者がいないことを確認する必要があります。医師の治療が望めない場合は、AEDの使用が許可される場合があります。
倒れている人が意識や呼吸をしていないか確認してください。
使用されるAEDは、薬事法によって医療機器として承認されていないといけません。
上記の条件を満たす場合、AEDを使用するために医師免許は必要ありません。
現場でAEDを使用することはめったにない一般の人々にとっては、講習なしでも使用できます。
理由は一般の人がAEDを使用する場合、緊急避難時の医療行為として法律で認められているためです。
AEDの使用は人の命の関わるので、できるだけ避けたいと思うかもしれません。
ただし、結果が良くない場合でも人命を救う行為であるため、罰せられたり損害賠償を求められたりすることはありません。
知識がなければ人工呼吸や心臓マッサージを行うことはできませんが、AEDは機械の指示に従って行うことができます。
プールでのAED使用
誰かがプールに落ちた場合でAEDを使用したら、周りの人たちにも電気が流れることが心配になるかと思います。
しかし、プールサイドなど水に濡れている場所でAEDを使用しても問題ありません。
ただし、パッドをつける場合は必ず事前に水を拭き取ってください。
また、ネックレスなどの金属物を着用している場合は、パッドがネックレスに触れないように注意してください。
簡単に取り外せる場合は、AEDを使用する前に取り外してください。
最も重要なことは電源が入っているときに、スイッチを押している人や周りの人が倒れている人には触れないことです。
慌てていると忘れがちですが、AEDが音声メッセージを送信するので安心です。
AEDパッドの貼り方
AEDは非常に使いやすいです。これは操作上のエラーを排除し、誤動作を防ぐことを目的としているためです。
最大の特徴は操作ボタンの数が少ないことです。
AEDは音声情報に基づいて動作することができ、子供から大人まで利用できることは理解できます。
ただし、手動で処理する必要のある部品には注意が必要な場合があります。それはパッドをしっかりと貼り付ける必要があることです。
パッドの貼りが不十分だと、心電図の読み取りと分析が不十分になります。そのため、パッドの粘着部分がしっかりと肌に密着していることを確認してください。
パッドを付けた部分に胸毛などの体毛がある場合は、剃る必要があると言われています。AEDボックスにもカミソリがあると言われても、急いでこんなのんびりすることはできませんよね?
この場合、パッドは一度しっかりと固定された後、すぐに剥がして胸毛を取り除くそうです。
その後、新しいパッドと交換し、次の手順に進みます。
AED使い方に多いミス
AEDを一般の人が使用する場合は、講習なしでも使用できることを説明しましたが、講習を受講した人と受講しなかった人では、成功率に大きな違いがあるようです。
AEDの講習を受けていない人が多いミスは電極パッドの取り付け方法です。
パッドは服を脱がせて皮膚に直接つけます。講習に参加していない人は、講習をつける時にミスがあります。これは米国で実施された実験でも報告されています。
横たわっている人が女性の場合、服を脱がすのは気が進まないと思います。しかし、救命に関しては躊躇していてはいけません。
周りに女性がいる場合は、見えないように輪になってもらうなどしてください。
男性だろうが女性だろうが「パッドは肌に直接」これを忘れないでください。
AEDによって異なる場合がありますが、一般的に使用されているAEDとは異なり家庭用AEDは「衣服を脱がしてください」などのわかりやすいメッセージが流れるAEDもあるようです。
電極の誤った接続も時間の損失につながる可能性があります。現時点ではこのエラーを防ぐために本体に接続するようにプリセットされているものが多いようですので安全です。